上空から見てみます。敷地内では舗装作業が始まっています。
解体工事ももう大詰めです。




ブルドーザー、ロードローラーなどを使ってアスファルトで
舗装していきます。画面の上に溝を掘っているのが見えます。
パイプを埋めるのでしょうか。




敷地奥の通路脇に置かれていたタワーの部品が減っています。
ボールジョイント数個と丸い窓ガラスがなくなっています。




公園内にタワーの部品が置かれているとの情報を頂いたので、
早速見に行ってみると…ありました！　ボールジョイントが５つ、
窓ガラス２枚、三角パネルが赤白各６枚ずつで合計１２枚も
保管されています。



パイロンの外側からでも非常に間近に見ることができます。
ボールジョイントがゴロゴロと５つも転がっているとさすがに
迫力があります。




本邦初公開（？）のボールジョイント内側の写真です。
いくつか見えている丸いものは、鋼管をつなぐ極太のネジの
頭です。




ボールジョイントをその姿からタワーのどの部分に使われて
いたものかを判断するのは困難ですが、写真左側のものは
焼き切られた穴の位置から考えて主柱に取り付けられていた
もののようです。




２枚保存されている丸い窓ガラスは、枠が赤く塗装されていますので
天井部のものでしょう。この窓ガラス、ほとんど透けていないことに
お気づきでしょうか。外側を上にして置かれているのですが、窓の内側
（つまり下側）にハーフミラーのような熱線反射フィルムが貼られて
いるためです。タワーを見上げた時、ガラス越しに室内がほとんど
見えなかったのはこのためです。




キャビンの三角パネルも近くで見ると非常に大きいものです。
三角の端の部分が解体時に焦げたのでしょうか、黒くなって
います。




手前の赤いパネルはキャビンの屋根に、灰色のパネルは壁に使われて
いたものです。パネルの内側が無塗装であることに注目すると、
これが１０階無線室キャビンのものであることがわかります（他の
キャビンは塗装されていることが解体時に確認されています）。




灰色の三角パネルは、一番上に置かれているものだけ
ネジの付き方が違っています。ネジは室内側に向かって
出ていますので、一番上のパネルは外側へ窓が飛び
出している、謎のイガイガが付いていた窓のパネルという
ことになります。

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